静岡険道(県道)288号「大嵐佐久間線」 〜佐久間湖東岸廃道を行く〜
佐久間湖岸の道路といえば、険道1号飯田富山佐久間線が有名です。
これはこれでカーブが多く、対向不能箇所が多いのにダンプがひっきりなしに通り、しかも土砂崩れでしょっちゅう通行止めになるというとんでもない険道なのですが、今回はその対岸を走る忘れ去られた険道(廃道)を御紹介します。

静岡県道288号線は実際に一般車両が通行可能な箇所は、基点と終点のごくわずかな部分のみです。大嵐から夏焼トンネルの先まで、佐久間湖側にいたっては佐久間電力館のわすか数十メートル先までしか通行できません。ダム工事中〜開通当初には重宝された県道のはずですのでそれなりの道路であったはずです。
どうも途中で大きな崩落がしょっちゅうあり、対岸道路が存在することから修復をあきらめ放置に至ったようです。

今回はまず佐久間湖側から北上を試みました。

国道473号で佐久間町中心部、飯田線の「中部天竜」駅付近から県道1号「飯田富山佐久間線」が分岐します。この県道は静岡・愛知・長野各県に共通の県道1号線です。
ところがこの県道1号線、しばしば土砂崩れで通行止めになります。今回も富山村内で通行止めでした。
静岡県に設置してある看板ですが、愛知県が設置ものですね。
佐久間ダムは昭和31年に完成した、日本最大級のダムです。完成当時は全国から見物客が押し寄せたそうです。 県道288号の標識はこれの他には確認できませんでした。
県道1号からの分岐地点です。
この先はさくま電力館になっています。
佐久間ダムのレポへ
さくま電力館の駐車場の脇道を進むとすぐにゲートの登場です。かなり頑強なゲートで、鍵もしっかりかかっています。ゲートの右に隙間があり、そこから自転車なら何とか中に入ることが可能です。
バイクは不可能でしょう。
1  2  3  4

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送