佐久間ダム
〜昭和の日本土木技術の金字塔〜
昭和28年に着工し、3年4カ月という驚異的な早さでで昭和31年に完成した、高度経済成長のシンボル的なダムがこの佐久間ダムです。天竜川と急峻な山あいでの工事にはアメリカの技術や土木機械が導入しされ大きな成果をあげました。完成当初は本当に多くの人が、巨大ダムを一目見ようとこの山合いの地まで足を運んだそうです。
今ではわざわざ訪れる人も皆無で、ダムはただ静かにたたずんでいました。
険道1号線のくどいほどのヘアピンカーブをこなしてを南下すると終点は佐久間ダムです。
富山村辺りでもまだ「ダム」ですからなんとも南北に長いダムです。
「堰」の上は道路になっています。両側に歩道があるため、大型車とのすれ違いはちょっと辛い。
佐久間ダムの資料館、「さくま電力館」です。
下流を覗くと、水量はぐっと減ります。
ほとんどのダムの水は山の中腹を貫くサイホンを通って、下流の発電所へと送られるからです。
当時、「山も川も機械が征服」というのはポジティブな意味合いだったんでしょうね。
職員はちょっとやる気無しですが(笑)、無料のわりには見所がたくさんあるさくま電力館です。
ダム建設時の新聞からは当時の熱気が伝わってきます。

ダムの資料だけでなく、子供も楽しめるような科学館のようなアトラクションもあります。

電力館を出ると、屋上の展望台に出ます。そこから巨大な佐久間ダムを一望することができます。
物凄い量の水をコンクリートの建造物で堰き止めていることがよく分かります!
使われていた発電用の「水車」。 ダムから佐久間市街へ抜ける素掘りのトンネルです。
中に展望台あり!?
さくま電力館の先からはあの静岡険道288号(佐久間廃道)がスタートします!
佐久間市街へ抜けると飯田線「中部天竜」駅があり、佐久間レールパークがあります。

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